渋谷109
渋谷109は東急モールズデベロップメントが展開する、複合商業施設ですが、今や若い女性のファッショントレンドの発信基地として、絶大な人気を誇っています。東急モールズデベロップメントが展開する109の名前を冠した商業施設は、渋谷109のほかに、渋谷109−A、町田109、地方初の109である石川県の香林坊109の4施設になります。たまプラーザ東急SCやクイーンズスクエア横浜[アット!]も東急モールズデベロップメントが展開している商業施設になりますから、さすが話題に事欠かない東急の会社と言えます。
東急モールズデベロップメントはこの他にも、109のミニ版ともいえる渋谷109DREAMを静岡でも展開しており、東急グループのテリトリーの範囲で、一定の基準を持って109を展開している事が分かります。渋谷109があまりにそのステータスが高くなったために、109のコンセプトの複合商業施設を、おいそれとは展開出来ない状況にあると考えられます。下手に109を乱立してしまうと、渋谷109のブランドステータスを損ねる恐れがあるばかりか、他の商業施設への悪影響も考えられます。それだけ渋や109は特殊な存在と言えます。
渋谷109のように、ブランドではなく商業施設がブランドステータスを持った例は、西武のパルコぐらいで、パルコも渋谷から始まりましたが、全国展開したあたりから一時の勢いがなくなって、普通のテナントビルになってしまいましたが、渋谷のパルコだけは何とはなしにオーラがあります。その轍を踏まないように渋谷109も出店には慎重で、渋谷109DREAMも渋谷109の厳選されたショップのテナントをパッケージングし、統一された渋谷109ブランドイメージを崩さないように、有望なマーケットに出店ているわけで、実店舗の展開よりは、楽天などと組んだ渋谷109を冠したインターネットのWEBサイトのほうに注力しています。
消費者心理は不思議なもので、なかなか手に入らないものや限定と名前の前についたものには弱く、毎年正月に渋谷109の前にはお年玉袋目当てに、全国から若い女性が集まってきて、長蛇の列が出来ます。いまや正月の渋谷の風物詩となった感がありますが、移ろいやすい若い女性をターゲットしたブランドの集まりである渋谷109は、ビートたけしではないですが、「みんなで渡れば怖くない」方式の集団心理が働いてるのか、このジャンルの複合商業施設としては、安定した人気を誇っています。次の東急モールズデベロップメントの企画が楽しみですが、渋谷109のような化け物のような複合商業施設の企画がおいそれと出来るはずもありません。